Hello IoT!
IoT(Internet of Things)の日本語訳は「モノのインターネット」です。
PCやスマートフォンなどの情報端末に限らず、あらゆるデバイスがインターネットと接続するという意味です。センサーなどから情報を把握し、利便性の向上や危機管理などをスムーズに行うことが期待されています。
高速・他接続・低遅延という特徴を有する5Gの本格的な普及によりIoT市場は急成長。LPWAなどの新たな無線通信規格の登場。IoT技術に関するソフトウェ和の開発やデバイスの設計、ネットワーク構築のできる、IoTエンジニアの需要は急激に高まっています。
IoTが成長市場であるという事実をデータを基に見ていきましょう。
IDC japanは、国内IoT市場におけるユースケース別/産業分野別の予測を発表しました。国内IoT 市場におけるユーザ支出額について、2018年の実績(見込値)は6兆3,167億円であり、その後、2018~2023年の年間平均成長率13.3%で成長し、2023年には11兆7,915億円に達すると予測している。
野村総合研究所では、「2019年度の国内IoT市場全体の規模は6100億円。対前年度比で約45%増。2023年度には市場規模がおよそ3倍に拡大する。2019年から2023年までの平均成長率は32.8%。」との見方です。
以上のデータから、IoTが急速に市場規模を拡大していることがわかります。
IoTにより実現できること
IoTで実現することは大きく3つあります。
モノを操作する
モノの状態を知る
モノ同士の対話をする
これらが意味するものは、「今まで以上に正確で大量のデータを、リアルタイムで入手できる。」ということです。
身の回りの事例だと、Amazon EchoやGoogle Homeなどのスマートスピーカー(AIスピーカー)もIoTの一種です。スピーカーに人工知能を組み合わせることで、音声操作、検索、電化製品の操作を可能にしています。
製造業・農業・医療の分野では、既に多くIoT技術の活用事例が見られます。
スマートシティ
スペインのバルセロナは、官民連携して街のIoT化に取り組むスマートシティとしても知られている。
例えば、路上に埋め込まれた速度センサーが時速30km以上で走行している車を感知すると、前方の信号機が自動的に赤に切り替わります。また、公園のスプリンクラーと土壌の湿度センサーを連携させ、適切なタイミングで散水するシステムを実用化しており、市が管理する複数の公園で同時にプロジェクトを行うことによって、水道代を約25%削減することに成功しています。
コネクテッドカー
コネクテッドカーはインターネットとつながっている車です。
周辺の道路状況に応じて最適なルートを提示するナビゲーションシステムや、AIによる自動運転化、配送の無人化など夢のようなシステムがどんどん実用段階に入っています。
ウェアラブル端末
医療分野で大きな効果が期待されています。
ウェアラブル端末でバイタルサインをを測定し、遠隔医療や適切なケアに結びつけます。病気の予防、治療サービスの向上が期待されます。
「アイアンマン」で描かれていたような世界がどんどん実現していて、ワクワクしますね!
IoTエンジニアはまさに未来を作る仕事を担うことができます。
今のうちにIoTに関する知識やスキルを身につけて市場価値を上げていきましょう!!