Hello,5G! 各世代のおさらいも
5Gのサービスが本格的に各キャリアから発表されましたね。
IoTの発展とは切り離せない技術です。
今回は5Gについて簡単にまとめてみたいと思います。
5Gとは
5GのGは「Generation」で、日本語では「第五世代移動通信システム」となります。
5Gは「社会を支えるモバイルネットワーク技術」です。あらゆるものがインターネットに繋がるIoT時代を迎え、幅広いユースケースが想定されます。
5Gの特徴は次の3つです。
高速・大容量通信 最大20Gbps ←4Gの20倍
低遅延 1ms ←4Gの10分の1
多数同時接続 100万台/平方km ←4Gの10倍
移動通信システムのおさらい
5Gが「第5世代」ということは、1から4世代の移動通信システムももちろんあります。
「1G」アナログ携帯電話時代
80年代から90年代。90年代になると、無線技術のデジタル化が進み、デジタル無線技術を用いたモバイルネットワークが標準化され、サービス提供が始まりました。
「2G」デジタル化とデータ通信
メールをはじめとする携帯データの通信利用が本格化しました。国内では1999年にNTTドコモが「iモード」を開始し、各種の情報提供やインターネットメールを携帯電話で使えるようになり、携帯データの通信利用が一気に広がりました。
「3G」初めての国際基準。継続的かつ急激な高速化
1G、2Gが地域限定のサービスだったのに対し、国際連合の専門機関であるITU(国際電気通信連合)が標準化を進めたのが3Gです。1999年に世界基準としてIMT-2000を制定し、3Gによって、1つの端末を世界中に持ち歩ける時代が始まりました。
「4G」スマホと高速化
「4G」あたりから、若い世代にも馴染みのある話になります。「4G」は「スマートフォンのためのモバイルネットワーク技術」です。
4Gの特徴
・超高速大容量 50Mbps – 1Gbps
・シームレス利用 無線LANやWiMAX、Bluetoothとの連携
「4G」とほぼ同時期に登場したのが「LTE」です。「LTE」(Long Term Evolution)は、さらなる高速化のために「4G」向けの新技術を先取りした高速化技術です。3.9Gとも呼ばれます。ITUは市場の混乱を避けるために、「3Gを発展させた規格を4Gと呼称しても良い」という声明を発表したことから、3.9Gに相当する「LTE」や「WiMAX」、3.5Gに相当するHSPA+などもマーケティング的に「4G」と呼称されているようです。
5Gで何ができる?どう変わる?
2020年代は5Gの時代です。5G環境で実現されることを見ていきましょう。
4K・8Kのライブ配信
4K・8Kをはじめとする高解像度のライブ配信を実現します。
VR・AR
コンテンツのVR・AR化が進み、圧倒的な没入感により、新たな視聴体験をもたらします。
スポーツ観戦の多角化
野球観戦だと、ライトスタンド側からの映像や選手ベンチからの映像など、好きな場所を選んで視聴することができるようになります。
自動運転
ネットワークに繋がった「コネクテッドカー」は、車両の状態や歩行者の位置、交通状況、デジタル地図「ダイナミックマップ」などの情報を常時サーバーと通信。非常時のハンドル制御や隊列走行によって、交通事故・交通渋滞の低減が期待されています。
IoT化
医療分野では複数の医療機器や院内設備が、農業では気象や土壌、生育センサーなどがインターネットに繋がります。商業施設では、消費者の導線分析をマーケティングに活用したり、リアルタイもの在庫管理・自動発注なども可能になります。
遠隔化
遠方にいる医師による診療や、建築現場・災害復旧現場での確実で安全な作業をできるようになります。
リモートワーク化
大容量のファイルをスムーズに共有できるようになります。出産、育児、介護などの両立の促進が期待されています。
終わりに
5Gの本格的なサービス利用楽しみですね!